Profile

美術作家  前川加奈

 

ステートメント

 

私は祖父母の影響を多く受けて育ってきたため、小さい頃から祖父母の若かった頃の時代に興味があった。

彼らがどんな時代を生き抜き何をしてきたのか、このとき日本や世界では何が起こっていたのか、という様な事をよく考えていた。

祖父母の昔話は、(戦時中のこと、戦後のこと、出会いなど…)何十回と同じ話を聞いても飽きなかった。

 

小学校3年の時に訪れた広島の原爆ドームと資料館で見たものは、それまでは想像する事しかできなかった祖父母の昔話を具体化させた。

衝撃と恐怖とショックを受けた。

 この頃から、私は、二度と起こしてはいけない過去の事実をもっと多くの人に伝えなくてはいけない、風化させてはいけない、という気持ちを持つようになった。

 

それから20年。

私は祖父母の介護をして最後を看取ったことで、その想いはより強くなり、現在、私の作品の一貫したテーマとなっている。

 

私が体験し得なかった過去の惨事を知り、それを踏まえて今を知り、自分自身を見つめること。

また、その出来事があった事実を次世代へと伝え続けて行く事が私の美術家として作品を作る意味である。

 

 

 

 

1984    神奈川生まれ
2010    女子美術大学 卒業
2011     個展                       gyarelly AB-OVO/東京

2012     ∞SIN ART PRODUCTION 設立

2013     SNIFF OUT2013 参加/大阪 
       個展         ArtComplexcenter Tokyo /東京
2014 日暮里d倉庫 舞台寺山修二フェスティバルにて 舞台美術、衣裳担当 
2015 個展     三鷹ユメノギャラリー/東京
    横浜Bankart レジデンスアーティスト
    明大前キッドアイラックアートホール企画ACKID参加
2016    カトルカーレvol.9参加  ダンサーHaruとコラボ 神楽坂セッションハウス

2018    前川加奈企画プロジェクト
    EXHIBITION 「五色のさかな」   gallery re:tail /東京(吉祥寺)